こんにちは、まきしです。
うつ病の当事者として8年経験したことや、実施してよかった事などメンタル×ライフハックとしてまとめました。
うつ病当事者は周囲に自分の症状を伝えるタイミングをあまり気にしなくてよいのですが、逆に友人がうつ病になった時にどのような態度で接したら良いか、やってはいけない事があるのかと気になる事ありませんか?
うつ病は「心の風邪」言われています。
うつ病患者数は年々増加傾向にあるようで、風邪のように誰でもかかりやすいと認知されてきたこともありますが、風邪のようにすぐ直る事はなく長期戦となる疾患です。
精神疾患 うつ病患者数について
厚生労働省が実施している患者調査によれば、日本の気分障害患者数は1996年には43.3万人、1999年には44.1万人とほぼ横ばいでしたが、2002年には71.1万人、2005年には92.4万人、2008年には104.1万人と、著しく増加しています。
引用:厚生労働省/みんなのメンタルヘルス/精神疾患のデータ/うつ病患者数
今回は私の経験から話を聞いてもらった際に嬉しかった事や同じ立場だったらこうしたいなと感じた事をうつ病やうつ症状について友達、身近な人から相談された時に
・何ができるか
・どう対応したらいいのか
・どう接したらいいのか
事前に知っておくと良いポイントをまとめました。
・初めての対応でできるか不安
・私に出来ることを知って力になりたい
※今回、私が体験した事例から同僚や友人を対象としています。
ご家族やもっと身近な方への接し方が気になる方は別途調べてみてください。
【体験談】友人からうつを相談された時の接し方ポイント3つ
うつ病の方の基本的な接し方
まずは話を聞く「傾聴」です。
症状にもよりますが、当事者の心境は不安感が高くショックに感じることもあります。
話を聴き驚くと思いますが、冷静に傾聴する事で話している本人は「話を聴いてもらえた」と安心感を得られます。
①本人が話したいと思うまで見守る
©Photo by Jeremy Yap on Unsplash
私も経験しましたが、心配してくれている事はとても嬉しいですし心強く思います。
ただ、状況はどうなのかと無理に聞き出したり、問いただしたりされてしまうと『話さなければいけない』と焦ってしまい正直余計に話しにくくなることがありました。(心配してくれたのにすみません…)
本人が自然に話せるタイミングまで見守っていただけると、安心して伝えることができます。
また、連絡する際や話す機会がある時は心配している事を伝えられると良いと思います。
私は回復してから『あ、〇〇さんも心配してくれていたな。だいぶ良くなってきたから連絡しよう』と他者に目を向ける良い機会になりました。
他にもネットで接し方を調べると『頑張っては禁句』といった内容を目にします。
私も実際に声をかけられたことがありますが、身体が辛く「今は頑張れないので期待に応えられず申し訳ない」と落ち込みスイッチが入る事も。ただ、だいぶ回復した時はあまり気になりませんでした。
このような時は『無理しなくていいんだよ』と声をかけていただけると嬉しいです。
②問題を無理に解決しようとしない
相談を持ちかけられた時、無意識に「解決するにはどうしたらよいか」と考えてしまう事ありませんか?
仕事でしたら問題が出来てきたら解決する。それが仕事ですよね(笑)
思考のクセだと思いますが、私も解決しないとストレスを感じる性格でした。
ただ、うつ病になって解決する事が逆にストレスや焦りにつながる事がありました。
頭では「そうするとよい」と理解するのですが、心も体もついてきません。
当たり前で簡単な事だけど出来ない…。
私はこんなことも出来ないんだ…。
と自分を責めるスイッチが入る事がありました。
本人の感情や出来事に寄り添うだけで相談側も「話を聞いてくれてありがとう」と安心につながります。
このような時は『辛かったよね』『大変だったね』と気持ちに寄り添ってもらえると嬉しいです。
③話された内容を抱え込まない
©Photo by Sarah Dorweiler on Unsplash
相談事の中には重い感情やネガティブな情報が多く、相談された側が受け止めすぎてしまうと辛い気持ちになる事があります。
うつ病にはこれをやったら治るという解決策がありません。
個々に症状も環境などの外的要因も違いますので、原因や解決策など考えることは逆にこころの負担になります。
相談された側もストレス解消やリフレッシュする事を意識できると良いのではないでしょうか。
ちなみに最近使っているストレス解消ツールです。
まとめ
今回はうつ症状や体のことについて同僚や友人から相談された時のポイント、私の経験から話を聞いてもらった際に嬉しかった事や同じ立場だったらこうしたいな感じた事まとめました。
個人的に話を聴いてもらえるという事は回復につながり一人ではないという孤独感が底減し安心感を得られます。
ただ、相談した人に負担をかけたくないので、お互いにバランスの良い関係性を気付くためにも参考になれば嬉しいです。
最後まで見ていただきありがとうございました。